オリンピックを観て

冬季オリンピックの中継やニュースを連日TVで放映しています。

メダルの数も凄いですが、その結果だけでなくそこに至るまでの過程や頑張り、周りの支えてきた人達の

話しなどに本当に眼がしらが熱くなります。

スピードスケートの小平選手、オリンピックレコードを出した滑りの後での会場への「シー(静かに)」

というゼスチャーは、後を滑る選手への気遣いとして金メダル以上の品格さえ感じると評価されていますね。

本当に素晴らしいシーンを数多く観せてもらった大会だな~と思います。

 

当会も毎年ではないが12月にメジャー団体の主宰する大会に参戦しています。

ワタシの主義として、指導者であるワタシ自身は選手のセコンドに付かないのです、、、もっぱら撮影係です(笑)。

数年前にも「何でセンセイ、セコンドに付かない?」と聞かれた事があります。。。

 

 何故か? 一言で言うと「何も言う事が無いから」です。

 

大会でよく見かけるセコンドは、激を飛ばしたり相手の弱点やダメージを受けたところ、攻めどころを必死に

叫んでいます、、、それは空手に限らずどんなスポーツでもよく見かける光景です。

 

ワタシが若い頃指導されたのは、コートに立って戦う選手は「ワタシ以上に頑張っている」という事。

そして武道の大会とは、勝敗よりも「相手を敬う精神的な部分が大切」だという事です。

ワタシの師事した先生も大会でセコンドに付いても、ただじっと正座して見ているだけでした。

勝っても負けても表情が全く変わらない先生でしたね。。。

ですからワタシも「激を飛ばす事」も「叫ぶ事」もしないしセコンドにも付かない。

コートに立って実際に戦う稽古生と相手を敬う気持ちがワタシに「何も言わせない」のです。

反省会をするなら会場を出てからお酒の席で・・・(笑)

 

大相撲でも土俵上ではガッツポーズは絶対にしない。

剣道の大会でもガッツポーズは見た事がありません。

勝負ですから勝って嬉しいのは当然ですが、そこには必ず負けた相手が存在するからです。

 

相手を敬う精神、、、そんな素晴らしいものを稽古でも試合や大会でも実践したいものです。

もちろん空手やスポーツに関係無く、普段の生活から実践出来たらとも思いますね~

そうすればもっと世の中は穏やかに平和になるのに・・・

オリンピックやスポーツ、武道を通じて本当にそんな世界が実現出来たらと思います。

 

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コメント: 2
  • #1

    ば~やん (月曜日, 26 2月 2018 11:21)

    お見事。
    全くもって同感です。
    私もそんな大人になりたかった・・・。

  • #2

    マサマン (火曜日, 27 2月 2018 09:55)

    ば~やん、ありがとうございます。
    ちょくちょくblogを覗いてくれて感謝です!
    本当に子供たちの見本となれるような大人になりたいですね、
    思っているだけではダメなので実践あるのみですね。。
    また〈男の春祭り〉楽しみにしてます!(笑)