昨日の芦屋稽古の一般部に久しぶりにユウトが参加してくれました。
以前にも当BLOGで紹介しましたが、当会の少年部で一番最初に黒帯を習得したのが彼です。
ミット蹴りも型も対人稽古も、全てにおいて群を抜く上手さがありました。
その頃は決して体格も大きいほうではなく、「強い」というイメージよりも「上手い」「綺麗」という
イメージが強かったと思いますが、高校2年生になった今の彼はそれに力強さや強さが加わった。
体感軸の強さやバランス、柔軟性はそのままにパワーが加わりますます面白い存在となってきました~(笑)
昨日もミット蹴りでペアで受けていた相手が「体重は何キロ?」「61くらい・・・」「えっ!!~~~」と
驚いたくらいなのです。
ミットの受け手がかなり痛く感じてミットを通り越して身体にダメージが浸透する廻し蹴り。
それこそ体重やパワーに頼らない、身体を上手く使いこなす蹴りなんだと思います。
当会ではそんな身体の使い方、効率的な力の発生や伝達を繰り返し繰り返し指導してきました。
加齢により力やパワーは必ず衰えるものです、もちろんスピードや柔軟性も。。。
それに頼っていては必ずパフォーマンスも低下する一方なので、自身の体重や浮き、落下、沈身などの
「武道的な身体操作」を考えていくのが一般部の稽古だと考えています。
パワーでしっかりぶつかり合う事から始めて、最終的にはそこにたどり着くのをワタシを含めて追及したいのです。
「腕力の強い者が早く強い剣を振れるのではない、大地の力をしっかりと伝えられる者こそ成す事が出来る」
という宮本武蔵の言葉があります。
空手に限らずどんなスポーツや競技でも同じですね、足元が一番大切なのです。
足の踏ん張り、軸足の使い方、それを拳や蹴りに伝える事の出来る強い体幹軸・・・
「全ては身体の使い方に尽きる」・・・そんな言葉を再度思い出させてくれたユウトの動きでした。
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