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掛け声・気合い

10日の火曜日はSCの稽古でした。

最近とてもイイ雰囲気での稽古が出来てきたように思います。

今年度は少数制で、という事で毎回6名前後での稽古です。

茶帯~黄帯までレベルはバラバラですが、型を少しでも覚えよう!という意気込みまで感じさせてくれます。

休憩時間中にチームに分かれて広い体育館内をリレー競争するのも恒例、、、

ワタシもたまに参加させてもらいますがみんなの速い事!

運動会なんかでリレーに参加したお父さんが足がもつれて転倒する気持ちがよくわかります~

気持ちだけが先走り足がついてこないんですね~・・・ワタシも気をつけなきゃです(笑)

 

この日はミットを持つ側の掛け声や気合いの出し方について再度厳しく指導しました。

声を出せと言われているから、出さなきゃ怒られるから・・・

なんて感じで適当に声を出しているケースが散見されます。

「何のための気合いなのか?」を考えて欲しいのです。

 

それは体幹、特に腹筋に力を入れて締めるためであり、ミットを支えるために力を出すためです。

相手の蹴りや突きをミットで受けても、その衝撃は身体に入ります。

力を抜いていると腕や足が持っていかれてしまうし、衝撃が内臓にも響いてしまうんです。

後ろに飛ばされそうな時にしっかりと踏ん張るにも力が要ります・・・

そのために打撃を受ける瞬間瞬間には力を発揮しないといけません。

そのための気合いでなければいけないのです。

ミットを持つ側だって立派な稽古なのだと理解して欲しいと思います。

 

この日はミットの持ち手にたくさん掛け声や気合いを出させました。

いつもは少し頼りない感じのタ〇トやコウ〇も大きな気合いが出て、とても頼もしく感じました(笑)

持ち手がしっかり声を出すと蹴る側も気合いが入って頑張れますよね!

一石二鳥、三鳥の効果があるわけですから、今後もしっかりと声を出して欲しいものです。

 

身の危険を感じた時に大きな声で叫んだり助けを呼ぶ事は学校でも習っているはず。。。

中途半端な空手技術ではなく、大きな声を出す事が「護身」の第一歩なのです。

空手や武道を護身と捉えるならば、まずは大きな声が出せるようにならないと、ですね。

自身の身を守るためにもなる「大きな声」「気合い」、、、しっかり訓練していきましょう!