指導員のつぶやき②

指導員のシオアキです。勝手に投稿させて頂きます。

最近つくづく感じる事があるのですが、長く続けている稽古生達の成長に感心しています。最初の頃は、頭の位置が私の腰くらいだったのが段々と胸くらいになって、ホンマかわいいなあと見ていましたが、中学、高校、大学となっていくなか、まず驚くのは中学に進んでからの成長です。


小学生の時はミットを受けても私自身、当然びくともしませんでしたが、ちゃんと踏ん張ってないと押されそうな時があります。写真に映っているのは、プライベートでも仲良くさせて貰ってますが、ずっと長く続けている稽古生です。身体自体成長して、身体の使い方も上手くなって、ミットを蹴る、突く威力が増してきています。いつも私のかよわい手が真っ赤になるくらいです。私は全然平気な素振りを見せますが、私の身体は正直者です(笑)

対人稽古でも少し油断してたら上段蹴りを放ってきます。まだまだ体重も軽いのでとても軽やかに蹴ってきます。あんな小さかったのに…  大人の顔の高さまで届くようになったんや… 私は身体が硬くて足が上がらないのに、めっちゃ悔しい〜(汗)これからの成長がさらに楽しみな存在です。この先、驚異に感じるのは、高校、大学へと進んだ時でしょうね。


そう思うのはと言うと、今の大学生達、なにしろミットが痛い!いつも心の中で、もしミットが突然消えちゃったら間違いなくヤバいことになるな、まさに凶器やな、と考えながら受けてます。ミットさん、いつも有難う。ただ、稽古生が一生懸命に蹴り、突きを続けているだけに段々と薄くなってきています。なので結構痛いんです。ミットさん、もうこれ以上薄くなっていかないで〜(笑)対人稽古でも凄まじいスピードで、技を繰り出してくるし、かけ蹴りなんかは見えづらいです。いつの間にそんなんなったん?とじっくり聞きたいくらいです… 若いっていいなあ。


あと、中高、大学になって、空手が上手くなってちょっとは大きな態度になるんじゃないかと思うのですが、皆んな全然偉そうな感じがしないんです。見た目は色気づいてチャラって見える子もいますが(^^) 

空手を続けている子は、相手を敬う心が出来ています。また自分に厳しく他人に優しい。理想的な精神が自然に身に付いているようです。空手という武道は、単に技術が身につくだけでなく、そんな当たり前な人間形成をもたらしてくれるものだと感じています。私も小さい時に空手に出会いたかったなあ。


保護者の方々は、昇級審査の時にお子さん達の成長ぶりを見られるかと思いますが、小さな頃はハラハラしながらも微笑ましく見ておられるかと思います(私が息子達に対してそうでしたので勝手に思っていますが)。試し割の時なんかはドキドキしますよね。

この先、中高、大学へと進むお子さんの保護者の方々は楽しみにされて頂きたいと思います。間違いなく逞しくなったなあ、と思われる筈です。

途中、受験等でなかなか毎回稽古に参加出来ない事があるかもしれませんが、是非長く続けて頂く事をお勧めします。きっと頼もしい存在になってくれる事でしょう。私も若い子に負けないよう稽古に励んでまいります!

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コメント: 6
  • #1

    マサマン (火曜日, 15 12月 2020 23:18)

    記事もUPありがとうございます!
    伝えたい事が多いんでしょうね~文章の多さが物語っております!(笑)
    稽古を継続して中学~高校となった稽古生の成長ぶりには本当に驚かされますね~
    そして書かれているように、決してオラオラ系にならず礼儀正しく好青年な事も嬉しいですね。
    もっと凄い選手がいる、、もっと怖いヒトがいる、、もっと優しくて尊敬出来るヒトがいる、、
    稽古生のみんながそう思える、そんな武道団体になりたいものですね!
    強い事だけを求めない、いろいろな価値観を共有出来る当会ならではの思いを具現化したいものです。
    ワタシも存在感を示せるように頑張りますー!


  • #2

    toyo (水曜日, 16 12月 2020 08:09)

    稽古生が礼儀正しいのは、指導者が素晴らしいからだと思います。
     幾つかの他団体を見る機会がありましたが、指導者が勘違いをしている所はその下も同じ様な言動をしていました…。 
     若い内は腕力が全てという考えを持つのは仕方ないと思うのですが、それを修正出来るカリスマ性を持った指導者が増えて、本当の武道家が育つ環境が増えていくと良いですね‼️

  • #3

    マサマン (水曜日, 16 12月 2020 09:59)

    TOYOさん、ありがとうございます。
    ワタシにもそんな時期がありました・・・稽古の場では捌かれてしまう蹴りや組手技術を
    喧嘩や実戦で試したくて試したくて(笑)
    でも何故かそんな時期は短く、強さイコール優しさであり「戦わない美学」みたいなもの
    に気付きました。
    それらを後進達に伝えながら、今後もそんな理念のもと指導していきたいと考えています。
    またいつでも遊びに来て下さいね!

  • #4

    ソラ&リクぱぱ (水曜日, 16 12月 2020 19:24)

    センセイ、有難うございます。記事の文章が長いのは、纏める能力が無いからです(笑)ただ折角ブログという場を提供して頂きましたので、私目線で感じている事を、読んで頂いた方にも何かしら感じて頂きたいのも事実です。稽古生には、本当の強さに気付いて貰えるよう、私自身も精進して参ります!

    toyoさん、有難うございます。私も同感です。カリスマ性は持てないですが、今の子供たちが10年後、間違ってもオラオラ系にならないよう、接していこうと思います。万一なれば、勿論私のチカラ足らずでございます(笑)

  • #5

    宥&悠パパ (日曜日, 20 12月 2020 13:54)

    シオアキさん、何時もお世話になっています。この頃は色々と動きに余裕がある穏やかな空手をされ、故障ばかりでヒイヒイ言っている私と違い真の空手道を進まれている様に見えます。これからも応援致しますので、宜しく御指導お願い致します。私も後何年できるか???ですけれど!

  • #6

    しおあき(ソラ&リクぱぱ) (水曜日, 23 12月 2020 17:44)

    宥&悠パパさん、嬉しいコメント有難うございます。ただ、いつもお世話になっているのは私の方です。また宥&悠パパさんの空手に対する姿勢、尊敬しております。身体の故障にも関わらず、ほぼお休み無く稽古に参加され、継続は力なりですね。こちらの方こそ変わらぬご指導を賜りたく、今後とも末永く宜しくお願い致します!