指導員のつぶやき④

先週土曜の稽古の中で、一般部ウヅ○さんの審査を実施しました。仕事の都合上、通常稽古の時に型の審査を行ない、今回は残りの試し割りと組手審査を行ないました。

試し割りでは、四方割りとなりましたが、全て一発で見事に板のど真ん中を貫きました。

組手でも体格を活かして前に前にと果敢に攻めて、とても迫力を感じました。私も相手をさせて頂きましたが、背が高く身体も大きいので、かなりの威圧感でした…。突きも鋭く、捌いた私の両手が傷だらけになるほどです（怖）風呂に入ればヒリヒリ〜

連続組手は体力だけでなく精神的にも辛いですが、きっちり完遂されました！一般部の組手を滅多に見ない少年部は、何かしら感じて勉強になったかと思います。

ウヅ○さんは、息子さんと入会され、親子で元気に稽古に励んでおられます。少年部が中心の前半稽古が終わった後、息子さんを家まで送った後、後半稽古に戻ってこられる程、熱心な方です。どうも拳足鍛錬にハマったみたいですね（笑）

今後も親子で続けて頂き、息子さんの成長も見守って頂ければと思います。皆んな本当に逞しくなっていきますから！

そんななか、右に並んでいるのは、この度准指導員になったヒロムです。彼は幼稚園の時に入会し、すっかり大人の高校生です。小さかった頃、私の腰くらいの背だった事を懐かしく、ちょうど私も息子達と入会させて頂いた頃なので、感慨深く思います。

前にも書きましたが、小学生までは可愛い突きや蹴りなのでビクともしませんでした。ところが中学にあがり、んっとする瞬間を覚えています。段々と鋭くなっているんです。今ではミットを受けていると、身体の中にバネでも入れてんちゃうかな、と疑ってしまう程です（笑）大学生となれば恐怖に感じる事になるでしょうね！

技術の上達は勿論ですが、気持ちの面でも逞しくなっていきました。稽古への姿勢、立ち振舞いに感心しています。決して偉ぶる事なく真摯に稽古に向き合い、今ではチビっ子達がふざけていたら直ぐに注意をして、纏め役の雰囲気も出てきています。そんな事も認められ、高校生ながら准指導員として期待されている事でしょう。今後も期待してます！

少年部では礼技心を身につけ、一般部では自身の空手を追求出来ます。私自身もまだまだ模索中ですが、ともに空手道を歩んでいけたらと思います。