7月9日の土曜日に昇級審査を開催しました。
今回の対象者は4名(少年部2名一般部2名)となりました。
少年部については黄帯から緑帯への昇級で、基本と型の仕上がり具合を確認してからの試し割です。
型については以前より気合いも力強さも増しましたね!とても空手の動作が表現出来ていたと思います。
まだまだ照れがあったり目付けが外れたり・・・今後の課題もたくさんありますので、より一層意識を
持って稽古して欲しいものです。
心配された試し割、、今回は2枚重ねですので何回かは失敗しましたが無事に蹴り割ってくれました~
表面をかするような蹴り方では割れないので、しっかり「蹴り込む」感覚を理解出来てくれたら嬉しく思います。
センセイが写真へたっぴーなので前蹴りの際のシャッタータイミングが合わずごめんなさい!
もっと練習しなアカンのはセンセイのほうですね~(汗)
一般部については、少年部紫帯から一般部茶帯への昇級となったユウリ。
彼は紫帯のまま7年間昇級しませんでした、、、7年前に授与した帯ですので体格の成長に伴い帯が短くなって
チンチクリンやんけー!!といつもセンセイから叱られる始末(笑)
シャイでクールなキャラ(良く言いすぎ?)のせいか、やる気や覇気も感じられずそのうえ身体が超スーパーウルトラ級に硬い。。
身体が硬くても実戦はある程度戦えるんです、もちろん技の引出しは少なくなりますが。
ただ、型をうつ時に股関節がスムーズに動かないといけないので「しなやかで力強い型」はうてない。
実戦だけを追及するなら「空手では無い」と当会は考えているので今後の頑張りを期待したいものです。
少しでも股関節を動かせるよう、柔軟性を高めるよう惜しみない努力が見えるかどうか、ですね。
他団体で長年稽古に精進し、大会出場経験豊富な木下氏が当会でやっとの昇級です。
息子さんが空手をやりたい、しかしながら自身の所属団体には少年部が無い、との事で息子さんが当会へ入会され
どうせ送迎で付いて来るなら一緒に稽古すれば??との事で正式に当会でも白帯から稽古を開始されました。
経験者にありがちな驕った言動もなく愚直に稽古するその姿勢はワタシも見習いたいほどです。
昔からよく知る仲で、お互いの団体での出稽古ではよく一緒に組手もさせて頂きましたが、当会に来てからますます
おっかない存在になってきましたね~(汗)
突きや蹴りが一皮剥けて、一撃必殺を秘める強さへと進化してきました。
今後は正直で綺麗な組手だけではない、ショートレンジでのインファイトの攻防も稽古しましょうね!!
今回の審査で特筆すべきはやはり四方割でしょう。。
木下氏は前蹴りで蹴り割った足を引く時にすでに次の標的(右側)に目を切っているのが画像でもわかります。
四方割とは4方向を相手に囲まれているという想定での試し割です。
それぞれを順番に自分のペースで割っていくのは誰でも出来ます、、一方を攻撃すれば他方への隙が生まれますので
すぐに反応して連続で流れるように割っていく、、それが四方割の意義です。
連続で流れるように、となれば中心からあまり大きく動かないのが原則となりますね。。そのためには左右の手足を
使うのが理想となります。
全て利き手利き足を使う事で中心から大きく動いてしまいますから・・
そのため審査の四方割では、割る順番も手技の順番も全て自身で考えさせて実践させるルールにしているのです。
今回それとは別にハプニングが!!
木下氏の四方割の手刀打ちが一回目持ち手の下の手を打ってしまい失敗しましたが、持ち手が痛みで下の手を離した瞬間に
2度目の手刀打ち!!上側しか持たれていない不安定な板(重ね2枚)を割ってまいました~(画像参照)
ハプニングとは言えオモロイ事をやってくれました~(笑)狙ってやってもなかなか難しいと思います。
ただ、「飛んだ板がギャラリーに当たったらどないすんねん!気を付けろ」とセンセイからお叱りもありましたが。。
毎回の昇級審査ではいろいろなドラマが生まれますね!
普段の力が出せないシーンもあれば、緊張からか普段以上のパワーが出るシーンもあったり。。
いつも伝える事ですが、審査は評価の場であると同時に「学びの場」でもあって欲しいと願います。
次回はどんなドラマが生まれるか、、そんな事も楽しみに稽古に指導にセンセイも頑張りますね!!
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しおあき (金曜日, 29 7月 2022 07:17)
センセイ、先日はお疲れ様でした!昇給された皆様、おめでとうございます!
審査の日は独特の緊張感があって、こちらも心臓バクバク状態でしたが、対象者の方はもっと緊張されていた事でしょう。小心者の私がもし受ける立場なら、とても無理かもです〜(笑)
今回も皆様から沢山の学びを頂きました。これからも共に精進して参りましょう!
マサマン (日曜日, 31 7月 2022 11:20)
しおあきさん、ありがとうございます。
審査は毎回緊張しますね!
今回は組手評価もあったのでお疲れ様でした~気持ちで前に出る!を感じさせる組手でしたね。
我々も指導~評価をする立場ですので、強さ上手さをより追及しないといけませんね!!
ワタシも老体に鞭打ちながら頑張ります~